まわりから「英語の辞書は何を使ってるんですか?」とよく訊かれるので、僕が使っている辞書を紹介します。
2種類の辞書を使っていますが、もちろん、どちらもWEBサイト(電子辞書みたいなもの)です。
このデジタル時代に、鈍器にしかならない分厚い紙の辞書を使っている若者は、ごく少数ではないでしょうか。
(もちろん、紙は紙の良さがありますので、紙の辞書を否定しているわけではありません。英英辞書は良いインテリアにもなりますし。)
WEBサイトはオフラインでは使えないという弱点がありますが、ネット環境さえあれば、いつでもどこでも使えます。電子辞書のように持ち歩く必要もありません。
目次
1.英辞郎 on the WEB Pro
使っているのは「Pro」ですのでご注意を。
アルクが提供する「英辞郎 on the WEB」には3サービスありますが、そのうちの最上位バージョン(有料版)です。
月額330円(税込)、年間契約だと少し割引が効いて3,630円(税込)です。
10年以上これを使っていますが、機能にはとても満足しています。お金を払う価値があります。
特に満足している点は以下の3点です:
- 収録データ量が多い(単語だけでなく例文数も多い)
- 収録データが網羅する分野が広い(一般的な単語のほか、イディオム、ビジネス用語、科学技術用語も)
- 単語にはネイティブの発音(アメリカ英語)がついている
この辞書を使うシーンは、主に英文を書く時です。
- 海外の研究者とメールで研究についてディスカッションする時
- 英語の学術論文を執筆する時、論文査読者への返答書を書く時
- 仕事で海外の人と連絡を取り合う時
ビジネスシーンで十分に機能するWEB辞書ですから、社会人にオススメする辞書です。
もちろん、英語学習に本気で取り組みたいという学生さんにも強くオススメします。僕の知り合いの英語の先生も「英辞郎 on the WEB Pro」を愛用していますし、「良い辞書だ」と言っています。
年間契約が安くてオススメです。
2.Oxford Learner’s Dictionaries
インターネット環境が整備されるまでは、これの紙版を使っていました(ものすごく分厚かった)。
WEBサイトにサクサクとアクセスできるようになって、WEB版を使うようになりました。無料です。
特に満足している点は以下の3点です:
- 非常に有名な英英辞書なので、英語の質が保証されているし、記述がすごく詳しい
- 日常で使うような例文が多く載っている
- 全ての単語にはネイティブの発音(イギリス英語とアメリカ英語)がついている
この辞書を使うシーンは、主に英語の学習をする時です。
- 英語のニュース記事の中でわからない語句が出てきた時
- 英会話の学習時(口語表現を確認したり、発音を確認したり)
- 英語でのプレゼン前に、発音の確認をする時(特にアクセントの位置)
僕は、話すのも書くのもイギリス英語に統一しているので、この辞書を愛用しています。
3.英語能力の上昇スピードは「使っている辞書」に大きく左右される
わからない単語や言い回しは、辞書でその都度調べないと覚えていきません。
ですから、英語学習では「何回も辞書をひく」ことが不可避です。
より短時間で英語能力を上げたいのなら、辞書をひく時間を短縮化しないといけませんから、使う辞書は電子的な辞書一択になるでしょう。
辞書で単語を調べたら、必ず発音と例文をチェックするようにクセをつければ、SpeakingとWritingの能力が自然に上がっていきますし、英英辞書を積極的に使うようにすれば読解力(Reading能力)も鍛えられます。
ちなみに、タイ語の学習には ごったい を使ってます。